続きを読む 2019.02.10 Sun この身一つなれど、 角川文庫で出ている古め作品が収録されたアンソロジーから、吉備津の釜(日影丈吉)と私はだれでしょう(川辺豊三)を読んでみる。日影丈吉はある程度の名があるからともかく、川辺豊三は結構珍しいと思う。この作家を知ったのは、別の本の解説で中島河太郎が述べている一文からだったと記憶しているが、そのような作家は大勢いるため、この作家も気になる作家の一人ということになる。今は別の本を読んでいる最中だが、短編だから...