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ミステリマガジン

早川書房のミステリマガジンNo.479とNo.708があったから自分用に購入。
レアな作品を読めるならこういうものもいいなと。

No.479
A・バウチャー「空き部屋の死体」
No.708
G・K・チェスタトン「ドニントン事件 問題篇・解決篇」
アーネスト・ブラマ「ティリング・ショーの謎」
レオ・ブルース「ビーフのクリスマス」
H・C・ベイリー「おとなしい女」
ロバート・アーサー「エル・ドラドの不思議な切手」

バウチャーは知名度だけはあるくせに、作品自体を見かけることはほとんどない。
そもそも長編なり短編集なりが出ているのかさえも怪しいものだ。
「死体置き場ロケット」なる作品があることは知っているのがそれだけである。
H・H・ホームズというやばそうなペンネームでいくつかの作品を書いているが、宝石だとかEQMMに収録されたっきりなのだろ。
ミステリーの評論だけで食っていけたという稀有な人物だけに、気軽に読めないことが悔やまれる。

チェスタトンの「ドニントン事件」は集英社文庫のチェスタトンアンソロジーに収録されているため、それほど珍しくはない。
最近ではブラウン神父シリーズが新装版で出ているが、それをするならばもっとほかの作品を文庫化したほうがいいのではないかと思うが、それだけ古典的名作ということだろう。
実際そうなのだから仕方がない。

ブラマはマックス・カラドスの事件簿が創元推理文庫で出ている。
だが、創元推理文庫とミステリマガジンの出版社は異なるため、当然翻訳家も異なっているだろう。
同じ作品を全く別のタイトルで翻訳するということもありえる。
そういった事情もあるため一概には言えないが、「ティリング・ショーの謎」は初翻訳だろう。
うわーやったーい。

ブルースは三人の名探偵のための事件のみ既読済み。
本作はビーフ巡査部長を主人公とするシリーズの一編だろう。
ロープとリングの事件をジョン・ロードの見えない凶器と一緒に購入しているため、両作家はなんとなく似ている気がしてならない。
昔は土屋隆夫と都筑道夫も「つ」で始まる作家というだけで区別できずにいたので、今も昔も先入観や思い込みはなかなか厄介である。

ベイリーはフォーチュン氏を呼べで著名な作家。
手元には死者の靴しかないし、黄色いなめくじも読んでないが、目を引くには十分すぎる作家である。

ロバート・アーサーはガラスの橋や51番目の密室というビックタイトルの作者なだけに、読めるのがありがたい。
それ以外の作品は何一つ知らないので、おそらく一度も短編集として出版されたことはないのだろう。
そういうところはバウチャーと同じであるため、一冊にまとめてくれるときっと世間の注目を集めるに違いない。

入荷は以下。

サイレント・レイク(倉田悠子)
全開で飛ばせ(大藪春彦)
魔法の国が消えていく(ラリー・ニーヴン)
わすれられた惑星(マレイ・ラインスター)
華やかな野獣(横溝正史)
殺意のわらべ唄(風見潤)
キー・クラブ(カーター・ブラウン)
言の葉の樹(アーシュラ・K・ル=グウィン)
ミステリー映画を観よう(山口雅也)
世界をおれのポケットに(ハドリー・チェイス)
ついらくした月(ロバート・C・シェリフ)
薔薇色翠星歌劇団(宝野アリカ)
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