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桜田忍とは何者?

以前、風見潤の幽霊事件シリーズを4、5冊購入したが、最近になって30冊ぐらい見かけたのでとりあえず買っておく。
数冊だけなら喜んで買うところだが、眼前に広がるピンク色とエメラルドグリーンの背を前に思わず躊躇してしまった。
だったら買うなよと思うかもしれないが、それができればこう悩む必要もないのである。
しかし、最近まったく本を読んでいないにもかかわらず、30冊も買ってよかったのかと若干恐怖を覚えるのも事実である。

近頃の読書遍歴は、グレイストーンズ屋敷殺人事件(ジョージェット・ヘイヤー)→離れた家(山沢晴雄)と進み、今現在は魔婦の足跡(香山滋)の途中といったところ。
ここで二か月近く本を読む機会がないため、魔婦から逃げるため謎の島に移住したところで止まっている。
こんだけ期間が開けば今までのストーリーも忘れてしまうものだが、魔婦の足跡はまったく記憶が薄れないのが不思議でならない。
香山滋の作品は現実的な題材を扱ったものは少ないくせに、やけにリアルで強烈な印象を受けるイメージがある。
特に、デビュー作の「オランペンデクの復讐」が醸し出す架空のリアリティさは随一で、絵空事をまるで現実のものであるように描写するその技術には驚かされた。

こうやって書いてみると、不思議と続きを読みたくなってきた。
魔婦の足跡の続きも気になるが、次に収録されている「ペット・ショップ・R」が前評判のせいか楽しみでならない。
香山滋全集でしか読むことができなかった珍しい作品らしいので、相当なゲテモノキワモノに違いない。
最近では漫画やアニメで百合要素が流行っているらしいので、レズビアンサスペンスという新ジャンルの本作から、新たなる性癖見聞が開花するやもしれぬ。

最近の入荷はこんな感じ。
ここの更新を一か月以上さぼってたので少し多い。
これ以上停滞すると面倒なので、ここを更新したという目論見もある。

夏の死(斎藤肇)
メグレ夫人と公園の女(ジョルジュ・シムノン)
動く標的(ロス・マクドナルド)
地獄に堕ちたディルヴィシュ(ロジャー・ゼラズニイ)
メグレとベンチの男(ジョルジュ・シムノン)
エジプト十字架の謎(エラリー・クイーン)
アゲインスト・ジェノサイド(岡和田晃)
青猫の街(涼元悠一)
メグレ式捜査法(ジョルジュ・シムノン)
横溝正史翻訳コレクション
青の時代のスタンド・イン(葛西伸哉)
悪しき闇の斧の伝説(嵩峰龍二)
ウインター殺人事件(S・S・ヴァン・ダイン)
メグレの財布を掏った男(ジョルジュ・シムノン)
ルパン三世ゲームブック10 密林の追撃
バラのしるしは愛の言葉(名木田恵子)
異界(鳥飼否宇)
メグレと宝石泥棒(ジョルジュ・シムノン)
宇宙戦艦ヤマト(石津嵐)
妖変!箱館拳銃無宿(朝松健)
キッド・ピストルズの最低の帰還(山口雅也)
ドラゴンの歯(エラリー・クイーン)
思考機械の事件簿3(ジャック・フットレル)
増殖商店街(笙野頼子)

桜田忍の「密封死体」を見つけたので(とりあえず)買っておく。
まったく聞いたことがない正体不明の作家だったが、どうやら福田洋の別名義らしい。
福田洋は社会派ミステリーや警察小説の書き手の印象があったが、推理小説は桜田忍名義で執筆していたようなので、なかなか面白そうである。

それにしても、左右田謙といい黒木曜之助といいこの作家といい、春陽文庫では時折とんでもないものが紛れ込んでいることがあるので油断できん。
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