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でも鍵の入れ替わりの考察はいいと思う

終始犯人視点から成り立つ倒叙物でよくあるのですが、警察の異常なまでの鋭さに少し引っかかります。
主人公が犯人であるため、読者は犯人視点でストーリーを追っていくことになり、犯行途中のミスや事件現場でのささいな出来事をそのまま意識することができます。
しかし事件を捜査する警察は、そのミスや出来事で生じた結果しか認識できないにもかかわらず、主人公(犯人)の行動をまるで見ていたように推測しているのです。

当然読み手側は、現場に残された証拠や犯人が犯した(と思われる)ミスを根拠に、警察側の推測や主張にたどり着けるかを考察してみますが、犯人側の視点で読んでしまったため、結局警察の推測に納得する他ありません。

最近読んだ「ダイヤルMを廻せ」(原作:フレデリック・ノット 舞台演出:アルフレッド・ヒッチコック ノベライズ担当:鮎川哲也)がそうだったのですが、鍵の入れ替わりからあそこまで推測できるか少し疑問です。
本作は前半はほぼ犯人視点から構成される倒叙形式なため、第三者として警察の捜査に立ち入れないという、倒叙ジレンマに陥りました。

まあ倒叙あるあるですね。

ではここで、突然(ではない)のいつもの入荷商品のご紹介です。
今回は少し珍しいかもしれない商品が集まりました。
マニアックなため、需要に関しては何とも言えませんが。(笑)

太鼓叩きはなぜ笑う(鮎川哲也)
開かせていただき光栄です(皆川博子)
被害者を探せ(高木彬光)
歪んだ窓(山川方夫)
蜘蛛と蠅(F・W・クロフツ)
編集者を殺せ(レックス・スタウト)
淀君の謎(戸板康二)
ナム・ワルサボウズ(長棟まお)
六死人(S=A・ステーマン)
クイーンの色紙(鮎川哲也)
貸しボート十三号(横溝正史)
赤外音楽(佐野洋)
名探偵は最終局に謎を解く(戸松淳矩)
白鳥の歌(A・クリスティ)
ポオ全集第1巻(E・A・ポオ)
異聞蘭亭帖(佐藤中隠)
裏六甲異人館の惨劇(梶龍雄)
仁木悦子長編推理小説全集4(仁木悦子)
関税品はありませんか?(F・W・クロフツ)
ドルの向こう側(ロス・マクドナルド )
三越三百年の商法(三友新聞社編)
綱渡りのドロテ(モーリス・ルブラン)
諜報局破壊班員(大藪春彦)
妻に捧げる犯罪(土屋隆夫)
鬼首誘拐殺人行(生田直親)
天国は遠すぎる(土屋隆夫)
念力密室!(西澤保彦)
「名勝負」傑作大全 上(石川喬司・結城信孝編)
現代作家代表作選集 第1集(菊田英生他)
地球誕生神話(佐治芳彦)

今思えば、タイトルの作家名だけでなく、出版社名も記入すべきですね。
少しやっかいですが。
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