FC2ブログ

精神分析と網膜脈視症

半月ほど様子を見ていたサーバーの移行がやっとこさ終了。
手順に関しては格段難しいところはなかったのですが、メーラーの設定に(なぜか)かなり時間がかかった。
その他の設定がいろいろあって結構大変でした。

今のところ通信障害等は問題なし。
だが肩の荷は降りない。

日曜日ラビは家にいた(ハリイ・ケメルマン)
クロフツ短編集2(F・W・クロフツ)
大坂侍(司馬遼太郎)
ヤッちゃん弁護士3(木谷恭介)
坊主斬り貞宗(横溝正史)
日本殺人事件(山口雅也)
遠い花火(横山昭作)
僕のお嬢さん(斎藤澪)
嗤う身代り地蔵(斎藤澪)
半七捕物帳2(岡本綺堂)
第四の脅迫(高木彬光)
鉄道ミステリ傑作選(鮎川哲也編)
ガラスの箱を打ち砕け!(ジャック・ヴァンス)
サム・ホーソーンの事件簿Ⅰ(E・D・ホック)
サム・ホーソーンの事件簿Ⅴ(E・D・ホック)
世界から言葉を引けば(石川喬司)
日本アパッチ族(小松左京)
死のある風景(鮎川哲也)
血ぞめの試走車(西村京太郎)

あれこれと入荷。
スーパー源氏もしくはThrow Ruler-ショッピングで取り扱っています。
もしご興味あればぜひ。

最近、土屋隆夫の「影の告発」を読み終える。
次になにを読むかと思案中、棚の薄ぐらい闇に日本探偵小説集7 木々高太郎集が見えたのでこれに決める。
あいかわらず表紙が気味悪い
とにかく網膜脈視症を読んでみたかった。

探偵小説の中で精神分析を扱った先駆けとなったのは、1928年の水上呂理の「精神分析」。
先駆者水上呂理をして「ショックを受けた」と言わしめた作品が木々高太郎の「網膜脈視症」というわけです。

どちらもフロイト流の論理を扱っている点は共通ですが、人間の意識下の性行動をそのまま結論へとプロットを運んだ「精神分析」に対し、「網膜脈視症」は、幼子の無意識に潜む心理に肉薄し、時の経過から変化する精神のあり方から幼子の精神のみ知る犯罪を導き出すという、探偵小説としてかなり的確なプロットになっており、精神分析の描写やその手法も本格的でさすが本家といった感じ。

水上呂理がショックを受けたという理由もうなずけますが、個人的にどちらも甲乙つけがたい。

読み比べるならば、水上呂理の「精神分析」と木々高太郎「就眠儀式」がいい感じ。
精神分析というテーマも同じならば、その分析の手法も類似してるという稀有な例。
もちろん結末は違いますが、精神分析というマニアックなジャンルに触れるいい機会になりそうです。
スポンサーサイト



プロフィール

throwruler

Author:throwruler
古書店Throw Ruler運営中。
ここでは主に入荷する本のリストをご紹介します。
専用ショッピングサイトの他、ヤフオクとamazonに出店中。
リンク先はページ下部をご参考に。

Throw Rulerってどういう意味なのと聞かれても、こっちがききたいくらいだぜ。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる