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パンツァーといえばpkzwV

「大洗の軍神がキューポラの上に凛々しく立つ姿」という一文から、早船ちよの「キューポラのある街」(講談社)を戦車でドンパチする戦記物と勘違いし、文学カテゴリから戦記物カテゴリへの移動を検討しようとしていた。
なんだ、キューポラってのは溶鉱炉のことなのね・・・。

でなきゃ、「キューポラのある街」は街ぐるみで戦争を起こすような物騒な話になっちゃうもんね。
児童作家が扱うにしてはいささかタイプが違いすぎるよね。

あと話変わるけど、出版されたのがかなり前なのに、異常に綺麗な状態の本を見かけると、オーパーツなんじゃないかと思い始めるようになった。

んなわけでここ半月は以下な感じ。
ゴールデンウィークに出かけられなかったのが響いたか・・・。

怪盗対名探偵(松村喜雄)
フレア(大鋸一正)
奥琵琶湖羽衣殺人事件(大谷羊太郎)
そこにある孤影(笹沢左保)
怪盗ニックの事件簿(エドワード・D・ホック)
名探偵は九回裏に謎を解く(戸松淳矩)
死戦の太平洋1(佐藤大輔)
スターライト☆ぱ~ふぇくと!(火浦功)
不肖の息子(ロバート・バーナード)
霧の壁(フレドリック・ブラウン)
怪盗ニック登場(エドワード・D・ホック)
絞首人の手伝い(ヘイク・タルボット)
シャーロック・ホームズのジャーナル(ジューン・トムスン)
雨の日の二筒(五味康祐)
春の日のかげり(島尾敏雄)
単身赴任殺人事件(小林久三)
ウェルズSF傑作集2(H・G・ウェルズ)
開戦前夜 上(檜山良昭)
初夜の陰画(森村誠一)
K ケイ(久松淳)
天啓の器(笠井潔)
散弾銃のバラード(飯干晃一)
オリンピック殺人事件(南里征典)
百万に一つの偶然(ロイ・ヴィカーズ)
日本怪奇小説傑作集1(紀田順一郎/東雅夫)
会社屋トリオ(本所次郎)

数日で以下を仕入れる予定。

ガッツ武装刑事(城戸禮)BIG BOOKS
山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー(角川文庫)
一億円の手錠(小林久三)双葉ノベルス
恍惚の里(飯島勝彦)単行本
JUNE全集第8巻 紫音と綺羅
信玄街道 影武者殺人事件(金久保茂樹)廣済堂ブルーブックス
人喰いの時代(山田正紀)ハルキ文庫
密告者(ジェラルド・シーモア)ベネッセ版
暗黒の秘宝を追え(隆麗司)大陸ノベルス

JUNE全集第8巻の巻末に小林智美のイラストが載ってて気になる。

毒薬ミステリ傑作選収録のラパチーニの娘(ナザニエル・ホーソーン)を読む。
ロマンスを絡めたらやっぱり海外の作家は表現がうまいと思う。
どことなく気質に合っているような気がするからかもしれない。
体質がロマンス気質ってわけがわからないが、ともかく素晴らしい。
魔列車にフェニックスの尾が効く、という仕様をここまで理詰めで納得させられるとは思わなかった。

伯林一八八八年(海渡英祐)講談社
19世紀後半当時のドイツの情勢、隣国との関係、裕福層と貧困層の差、ロマンス、社会主義・危険思想の弾圧などなど、さまざまなピースを適度に組み合わせたプロットが印象的。(というよりもミステリー要素よりも印象的)
結果からすれば決して斬新なトリックではなかったが、雪と堅牢な扉で守られた密室の構想は本格好きなら気になる謎ではないか。
事件の真相の部分がいささか急ぎ足、都合の良い証言者、推理の考察不足等など、不満なところはあるけれども、森林太郎がドイツを離れる時、そのときすでに別人へと変わりつつあった、という終わりの一筋にすさまじい哀愁を感じる。
本作は作者しか書くことができないという点で乱歩賞にふさわしい秀作だと思う。
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